Interview 005
小さな親友のおかげで毎日をがんばれる
「イオンモール倉敷店 パートスタッフ」清水さんのひととき
製品開発部では「ちょっとこれ試食してよ」なんて言葉が日常的に飛び交っていて。ジャンルの垣根を越えてるからこそ美味しい「キムラヤのパン」が届けられると思うんです。
倉敷駅前の旧国道2号線を中庄駅方面へ進むと、途中左手にどーんと大きな工場があり、そこに製品開発部の本部もあります。
そこで日々新しい商品を生み出すために格闘されているのが、原啓士(はら けいし)さん。
入社してから8年2ヶ月(2021年6月時点)の社員さんですが、最初はパン作りとは少し縁遠い部署に配属されていたのだとか。
原さんがキムラヤに入られてから積み重ねられたこと、そして日々のモチベーションのために続けていることが実はお仕事と繋がっていることなどをお聞きしたいと思います。
——新卒採用でのご入社ということですが、最初はどの店舗に配属されたのですか?
原:実は、キムラヤのパンの店舗ではなく、グループ会社の「岡山シティホテル」の調理スタッフとして配属されたんです。
——ホテル!ということはパン作りだけではなくお料理全般を?
原:はい、むしろキムラヤに入ったのにパン作りはしてなくて。
ディナーや朝食など、ホテルに宿泊されるお客様が召し上がるお料理を作っていました。
——パン職人ではなく、料理人だったのですね。初めから調理のお仕事を目指されていたのですか?
原:調理学校ではない普通の大学からの就職活動だったので、最初からそこを目指していたわけではないです。
ただ、面接の際に子供の頃から料理が好きで母の手伝いをよくしていたことや、アルバイトで飲食店の調理スタッフをやっていたことをお話ししたら「適正がある」と判断されたらしく、この配属になりました。
そこから2020年の10月に製品開発部に異動になるまで7年以上、ホテルでお世話になりましたね。
——そうだったんですね!ホテルでの調理はやはり料理人の世界というか、厳しいこともあったのでしょうか。
原:ホテルの食事っていつもぶれないように調理しなければならないので、そこは大変でした。
でも、 積み重ねていくうちにどんどん楽しくなって、いつもきちんとしたお料理が出せるよう心がけていましたね。
——製品開発部に異動になってからはいかがでしたか?
原:最初は戸惑いました。だって僕パンの焼き方もわからなかったんです。
もちろんホテル用のメニュー開発もするので、そちらは最初からノウハウがあったんですがパンはどうすればいいのかなって。
でもエネルギー溢れる部長をはじめ、みんなが引っ張ってくれて、だんだんわかってきて。
パンに対してもホテルで学んだことが活かせるようになってきました。
—―たしかに製品開発部の皆さん、先ほど私もちらっとお邪魔しましたが、とても明るかったですよね。
原:そうなんです。いつも明るい空気を作ってくれて。時にはパワフルに引っ張ってくれます。
——それはやる気に繋がりそうですね。
原:はい。他のスタッフもいつも真剣に開発していて、とても刺激を受けます。
それぞれ担当のジャンルがあるんですが、その垣根を越えて「ねぇ、これちょっと試食してよ」なんて言葉が日常的に飛び交っている。
良い製品を作るために率直に意見を言い合える雰囲気がとても良いなと思っています。
——素敵ですね。先ほど担当のジャンルと仰っていましたが、原さんのご担当はどのジャンルなのですか?
原:僕はサンドイッチの担当です。
通常のサンドイッチだけでなく、ハラペコッペなども。
最初はサンドイッチも戸惑っていたのですが、繰り返すうちに「中に挟む具ってホテルでの経験がかなり生きるな」と思ってから一気に楽しくなりました。
——経験がリンクするって楽しいですよね。
原:そうですね。元々黙々とする作業が好きなのですが、その中で積み上げられた事を実感できるのがすごく楽しいです。
——キムラヤのお仕事以外に、現在されていることはありますか?
原:現在、というか、これも子供の頃から続けているのですが、両親の畑を手伝って農作業をしています。
入社2年目くらいからは自分主導で野菜を育てることも多くなりました。
地元の直売所にも出荷しているんですよ。
——すごい!どんなお野菜を作られているんですか?
原:常時色々作っています。そうだな、例えば今の季節ならとうもろこし、じゃがいも、きゅうり、玉ねぎ、サニーレタス…まだ本当に色々あります。
——今挙げられただけでも結構な種類ですよね。元々ホテル勤務で今も商品開発をされていて、正直お仕事もかなり忙しいと思うのですが更に農作業って大変じゃないですか?
原:もちろん大変ですよ。
でも自然とふれあっている時間は心地良いし、農作業に没頭している時間も楽しいので続けられるんだと思います。
成功したらもちろん嬉しいし、失敗したら「次は植える時期を変えようかな」とか「植え幅を変えてみようかな」とか試すのが楽しい。
仕事も楽しくやっていますが、それとは別の没頭できる時間が好きなんでしょうね。
——なるほど。お話を聞いていると、お仕事でも趣味でも原さんは何かを積み重ねて結果に繋げていくのがお好きなんですね。
原:たしかにそうかも。
元々、勉強するのはあまり好きじゃなかったんです。
どこに繋げればよいか、ゴールが見えなかったから。
でも、就職してからの料理の勉強や、ずっと続けてきた農作業にはそんなこと感じたことがないのでそこがモチベーションに繋がっているのかもしれませんね。
——これからも美味しいパンの開発とお野菜作り、頑張ってくださいね。
原:はい、頑張ります。
最初は緊張した面持ちだったのに、お料理やお野菜の話になると途端に笑顔がこぼれる原さん。
本当に熱意を傾けてらっしゃるのがわかる話しぶりでした。
製品開発部の部屋の中には様々な種類の小麦粉、酵母、ジャム、クリーム。
冷蔵庫にはぎっしりの野菜とフルーツに、コンロにも様々な調理道具。
あの美味しいパン達が私たちの手元に届くまでには、製品開発部の皆さんのいろいろな努力があるのだなぁと感じさせられたインタビューでした。
1位 ソース焼きそばロール
最近ソースが変わって更に濃厚で美味しくなりました。
2位 ぶどう食パン
ふわふわな食感と実がぎゅっと詰まった干しぶどうがベストマッチ。
贅沢ですがフレンチトーストにしても美味しいです。
3位 自家製カレードーナツ
中のカレーはしっかり辛さもあるのに、フルーティーさもあるのがとても美味しいです。
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