Interview 007

朝の慌ただしい岡山駅に安心感をとどける

「岡山駅地下店 パートスタッフ」佐々木 彩さん

ロゴ

「 あなたの笑顔が見られてよかった 」

岡山駅地下店は、朝は出勤ラッシュでお客さんの足並みが途絶えないお店。
そんな中で、いつもスタッフや常連客に安心感をあたえる、おしとやかで頼れる女性がいます。

地下改札を出て右手に見える、あたたかい雰囲気の店内に、佐々木さんの姿がありました。

佐々木さんは、キムラヤの方から紹介を受け、2016年2月から働きはじめました。

今年で5年目になる彼女は、一見おしとやかで優しそうな印象を受けますが、真面目でしっかり者な一面も持ち合わせています。

シフトはオープン30分前の6時からなので、毎朝早起きが欠かせないそうです。

「仕事も、分からないことがあったら丁寧に教えてくれるんです」

店長さん曰く、一緒に働くスタッフからの信頼も厚いようです。

おしとやかな雰囲気の中、芯をしっかりと感じられる佐々木さん。

取材では、佐々木さんの学生時代や、いま好きなことについて伺ってみました。

楽しかった学生時代と、親友の存在

―― 小さい頃はどんな子だったんですか?

佐々木: 真面目、ですかね。

小学校低学年ぐらいの時は、走るのが好きで、マラソンとか出てました。
足が早いわけじゃなかったんですけど、鬼ごっことかも好きで、よくやってました。

―― 活発だったんですね。中学校に上がってからはどうでしたか?

佐々木: 中学校では、走ったりとか、外で遊ぶような感じではなくなりましたね(笑)

部活にも入ってなくて、友達とよく遊んでました。

休み時間は恋バナで盛り上がったり、学校が終わってから買い物に行ったり。県外に旅行に行くこともありました。

その中でも、中学時代からの付き合いの友人とは、特に仲が良かったです。

―― その方とは、今でも連絡を取り合っているんですか?

佐々木: そうですね。

通っていた高校も、就職先も違うんですけど、ずっと連絡を取り合ってます。

家も近所で、今でも一緒に旅行に行くぐらい仲が良いんです。

——ご友人と、素敵な学生時代を過ごされたんですね。

佐々木: 学生時代は、本当に楽しかったです。

社会人になるとなかなか休みが合わないので、学生に戻りたくなる時もあります(笑)

「旅行」と「食べ歩き」が好きな佐々木さんの今

―― 旅行は、最近ではどちらに行かれたんですか?

佐々木: 大阪のユニバと、広島ですね。

広島は、えーと……どこでしたっけ。紅葉が有名なところです!(笑)

(少しの間、広島の地名当てクイズになりました。尾道でも、福山でもなく……)

―― 紅葉ということは……宮島ですか?

佐々木: そうだ、宮島だ!

秋に行って、紅葉がきれいだったんです。

佐々木: 後は、食べ歩きなんかも好きですね。

——どういう食べ物がお好きなんですか?

佐々木: 甘いものが好きです!(笑)

よく、仕事帰りに、甘いものを買いに寄り道することもあります。最近でいうと、アップルパイが好きで……働いてる場所が場所なので、誘惑されますよね。

——すごくよく分かります。ご自身でなにか作ることはありますか?

佐々木: お菓子を作るのはちょっと……グラムとか量るのが苦手で(笑)

お菓子じゃなかったら、和食を作ることが多いですね。

自炊なので、ほとんど毎日家で作って食べてます。最近だと、肉じゃがとか、生姜焼きとかですかね。

——毎日、自炊されてるんですね。ちなみに一日の流れはどんな感じなんですか?

佐々木: 朝4時40分に起きて、朝の6時にシフトに入ってます。

お店は6時半オープンなんですけど、パンを並べないといけないので、ちょっと早いんです。その分、退勤は15時ですね。

空いた時間では、買い物に行ったりして、ゆっくり過ごしています。

最近は、新しいお店もたくさん増えたし、イオンもあるので便利ですよね。

——最後に、これから楽しみにしていることってありますか?

佐々木: 旅行に行きたいです。食べ歩きもしていきたいですね!(笑)

そう、笑って話してくださった佐々木さん。

キムラヤで働きながら、充実した私生活を送っておられるようです。

その後も談笑が続いたのですが、小さい頃の夢を尋ねた時の答えが印象的でした。

「看護師さん」「ケーキ屋さん」に引き続き、佐々木さんの口から出てきたのは「パン屋さん」という職業。

小学校低学年のことで、当時は真剣に「なろう!」と意気込んでいたわけではなかったようです。

多くの人が小さい頃の夢を実現できない中で、奇しくも今、「パン屋さん」として働いている佐々木さん。

今後も彼女が楽しく働けることを願っています。

取材を終えて

取材後に、ふと気になったパンについて、商品説明をしていただいた時のこと。

「ジャージー牛乳パンは、一見、クリームが入っているように見えるじゃないですか。それが、実は入ってないんです!(笑)」

「でも、ミルクの芳醇な甘みがあって、切れ目も入っていて食べやすいんですよ。」

甘いもの好きなだけあってか、熱のこもった丁寧な説明をしてくださいました。

そんな佐々木さんの存在に、癒されている常連客も少なくないのだとか。

慌ただしい朝の岡山駅でも、「(佐々木さんの)笑顔を見ることができてよかった」という声も上がっているのだそうです。

彼女の与える安心感があってこそ、岡山駅地下店は多くの人に愛されているのだなと感じました。

朝から昼にかけて岡山駅を訪れる機会があった時は、ぜひ佐々木さんに会いに行ってみてくださいね。

佐々木さんおすすめパンのコーナー

1位 バナナクリームロール

ふわふわのパンとバナナクリームが相まって美味しくて他のお店ではあまりないような、時々食べたくなります。

2位 リングドーナツ(チョコスプレー)

甘いものが食べたい時によく食べたくなります!当店でも人気の商品です。

3位 自家製カレードーナツ

私がカレーが好きだからです!

(ちなみに3位は、ジャージー牛乳パンと迷ったそうです!)

Writer

もえ

岡山県岡山市出身。和歌山県の小中高を経て現在岡山県内の大学に通う大学2回生。ライター。趣味は読書とチーズケーキ作り。好きなキムラヤのパンは「ハラペコッペチーズタッカルビ」と「バナナクリームロール」。


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