Interview 021
裸祭りの日は特別。お客さまとも盛り上がります
「西大寺店 パートスタッフ」 石原 幸恵さんのひととき
岡山市の繁華街・表町商店街。そのアーケード街の一角に、岡山木村屋を語る上で忘れてはいけない店があります。
それは、キムラヤのパン 表町本店。
大正8年(1919年)、東京・銀座の木村屋から独立・暖簾分けして生まれた岡山木村屋は、表町に第一号店を開業しました。それが現在の表町本店です。
そんな岡山木村屋にとって歴史的な店舗で働いているのが、竹内 明子(たけうち あきこ)さん。
入社してもうすぐ10年になるという竹内さんは、いつも明るく快活な接客が印象的です。
「キムラヤのパンが好きでたまらない!」と楽しそうに語る竹内さん。そんな竹内さんにインタビューをしました。
――キムラヤに勤務してどれくらいでしょうか?
竹内:だいたい10年くらいですね。 実は表町本店のほか、以前は桑田町店にもいて、2店舗を経験しています。
今の表町本店は8年くらい。通算して約10年です。
――もうベテランの域ですね。ちなみにキムラヤで働く前に、接客業の経験はありましたか?
竹内:実はキムラヤに入社するまで、接客業の経験はゼロでした。
それまで働いてきたのは、ずっと事務職だったので。
――接客経験ゼロなのに、あえてキムラヤで働くことになったのは、何かきっかけがあったのでしょうか?
竹内:ひとつのきっかけは、IT化の流れですかね。
――IT化とキムラヤに関係が?
竹内:もちろん、直接のきっかけではないですよ(笑)。
キムラヤの前に働いていた事務職ですが、IT化が進んできて、私もPCをはじめとしたIT機器を使えるように知識や技術を習得する必要が出てきました。
ただ、それまで機械類はほとんど触ったことがなく、苦手分野でして……
そのときこのまま新しい知識を勉強しながら今の職場で働くべきか、転職すべきか、今後の人生の岐路について真剣に考えるようになりました。
そんなときにたまたま見かけて気になったのがキムラヤの求人でした。
――なぜキムラヤの求人に興味を持ったのでしょうか。
竹内:私は岡山生まれの岡山育ちで、小さなころからキムラヤのパンは身近で大好きでした。
大人になってもそれは変わらず、キムラヤの店によく行って、パンを買って食べていたんですよ。
――ずっとキムラヤファンだったんですね。
竹内:だから、大好きなキムラヤが人材を募集していることを知って「販売の仕事をしてみるのもいいのかな」と思うようになりました。
ただ、接客業の経験はまったくのゼロだったことが不安で、かなり迷ったんです。
でもどちらにせよ、前職を続けていてもITの勉強は必要ですよね。
転職しようがしまいが、新しいことに挑戦しなければならないのは同じことに気づきました。
「どうせ新しいことをするんだったら自分の好きなこと、興味のあることをやったほうがいいじゃないか」と転職する決断をして、キムラヤの求人に応募したんです。
――では、人生初の接客業であるキムラヤで働いてみて、どんな感想を持ちましたか?
竹内:事務職と異なる点はたくさんあります。
ですから最初は大変でしたが、慣れてきて思ったのは「自分は思ったより接客業に向いている」。
――たとえば、どんな点が向いていると感じましたか?
竹内:やっぱりお客さんと話をするのが楽しかったからですかね。
表町本店は繁華街にありますが、意外とご年配の常連さんが多いんです。
定期的に来られる顔なじみのお客さんとは、お互いに話すのを楽しみしていますね。
だから、しばらく来られないことがあったりすると心配になってしまうんです。
――今までの人生を振り返って一番辛かったこと、一番楽しかったことは?
竹内:そうですね…… 正直、平坦というか、可もなく不可もなくといった感じでして(笑)。
無難な人生でした。
でもここ数年は違います。 楽しい人生だと思っていますね。
年齢を重ねてから、人生を楽しめていると思います。
――それはなぜ?
竹内:ズバリ、孫が生まれたからですね!
孫はかわいいですよ(笑)。小学生が4人います。
――お孫さんとはどんなことをして過ごしますか?
竹内:バーベキューや果物狩りに行ったりしましたね。
それと孫に会うときや、孫が何かのイベントに参加するときなどにキムラヤの商品を買って差し入れるんです。
するとすごく喜ばれるんですよ。
――キムラヤ愛がお孫さんに継承されていますね。
竹内:自分が好きなもの、しかも自分が働いている店の商品で孫に喜んでもらえるのは、最高の幸せですね。
――最近がんばっていること、力を入れていることは?
竹内:運動です。昔はいろいろやっていましたが、仕事や育児が忙しくなって長く運動しなくなってしまいました。
年齢的なこともあって、最近は意識的に体を動かすようにしています。
それに楽しい孫とのひとときを過ごすには、体力がいりますからね。
ランニング・マシーンも買いました。
あとマッサージもやってみたりしています。
――お孫さんのためでもあるんですね。
竹内:子供は元気ですから、それに対応できるようにしないと(笑)。
あとは最近というより、ずっと昔からですが、キムラヤのパンは好きなので、これも力を入れていることといえますかね。
――根っからのキムラヤファンですね。
竹内:ファン歴=年齢みたいなものです。
キムラヤの商品は、すべて食べていますよ!
表町本店に赴任するとき、まだ3割くらい食べていなかった商品がありました。
でも今は完全制覇してしまいました。
商品のことなら、ぜひ私にご相談ください!
――さいごに、伝えたいことはありますか。
竹内:表町本店は岡山木村屋の創業第一号店です。
歴史的な店舗なので、後世に残していくためがんばっていきたいですね。
表町本店は岡山の中心部の表町商店街にありますが、三丁目劇場が閉まったりしてさみしくなりました。
近くの表町一丁目店や岡山天満屋店があるエリアと比べ、少し地味な印象があるかも知れません。
でも今、店のすぐそばで再開発事業がおこなわれていて、市民会館・市民文化ホールが移転してくるんです。
人の流れが変わったり、にぎわいがもどったりすればいいなと思っています。
ぜひ近くに訪れた際には、キムラヤ第一号店の表町本店に足を運んでいただけるとうれしいです。
子供のころからキムラヤが好きで、キムラヤの商品はすべて食べているという竹内さん。
取材時にキムラヤについて、また商品について語るとき、熱弁を振るう姿は本当にキムラヤを心から愛しているんだなぁと感じます。
そして大好きなキムラヤのパンを、大好きなお孫さんにあげて喜んでもらっているという竹内さんですが、その話をしている竹内さん自身もとても楽しそうでした。
仕事でもプライベートでもキムラヤ愛が伝わってきます。
また表町本店は、岡山木村屋の第一号店舗という歴史もポイントです。
そんな歴史的な店でキムラヤ愛あふれる竹内さんが働いているのは、運命なのかもしれません。
1位 バナナクリームロール
キムラヤの定番中の定番の一番人気。子供のころから大好きで、よく食べているおなじみの商品なので外せません!
2位 ハム・キャベツドッグ
キャベツのシャキシャキ感、ハムの味わい、からしマヨネーズの絶妙な辛さ加減がベスト。月に5本以上食べます!
3位 スネーキ
定番のシンプルな味わいのパンです。手作業でつくられたかわいらしい見た目もポイント。
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