Interview 001

穏やかな憩いの場をつくる看板娘

「円山店・キムラヤのパン&キムラヤサンドイッチカフェ パートスタッフ」宗近 梨央さん

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今の日常が、ずっと続いてほしい

取材班に笑顔で話してくれた、癒し系の雰囲気をもった優しい女の子。
常連客に愛され、みんなの孫のように可愛がられている看板娘が円山店にいます。

お話を伺ったのは、岡山市中区にあるキムラヤのパン円山店で働く宗近さん。

宗近さんは、パートスタッフとしてキムラヤのパンで働き、2020年3月で1年目を迎えた19歳の女の子です。
キムラヤの求人への応募は、「家が近くてゆるりと働けそうだから」というふんわりとした理由から。
しかし、見た目は穏やかな雰囲気でも、仕事は真面目で努力家。

「常連さんになってもらいたい」
という思いから、ひとりひとりのパンの好みを覚えているそうです。

「甘いパンがお好きでしたよね」
「〇〇さん、新作のパンきっとお好きだと思いますよ」
「食パンは◯枚切りが好きでしたよね」

パンの好みを通じて、お客さんと楽しそうに会話をしている姿がとても印象的でした。
常連のお客さんも、宗近さんとの会話を楽しみにしてるようです。

そんな円山店の看板娘、宗近さんの学生時代やこれからのことについて聞いてみました。

内向的だった学生時代と、親友の存在

――小さい頃はどんな子だったんですか?

宗近:小さい頃は、あんまり記憶がなくて……(笑)
書道で金賞を取ったことがあるくらいですかねえ。書道は10年続けていました。

――それはすごいと思います!部活動とかに入られていたんですか?

宗近:書道の習い事に10年ほど通っていたんですが、金賞はぜんぜんまぐれで取れたんです。
部活は卓球をしていたんですが、卓球はぜんぜんダメで……、なんとなく入った感じです(笑)

――高校に入ってからはどんな感じだったんですか?

宗近:それが、高校生の時に一回不登校になってしまったんです。高校1年から2年の最初までは学校に行けれなくて……。
でも、親友のおかげでもう一度学校に行けるようになったんです。

――素敵な親友ですね。

宗近:元々同じクラスだったんですが、2年生で別々のクラスになって離れて、私が不登校になった時に、親友も不登校になっていたんです。それから、お互いに不登校の結束みたいな繋がりが生まれて、仲良くなり、親友になっていきました。

宗近さんは、あと一つ単位を逃したら留年になるギリギリのところだったそうです。
でも、親友がそばにいてくれて、一緒に勉強を頑張ってくれたから乗り越えることができて、学校にも少しずついけるようになりました。
親友のおかげで高校生活が楽しく過ごせた」と話されていて、ふたりの絆の強さを感じます。

高校を卒業してからは、親友は県外の大学に進学。寂しさはあったものの、ビデオ通話で話したり、今でもすごく仲良しなんだそうです。

常連さんとの関わりから見つけたもの

――キムラヤのパンで働いて1年経ちますが、これまでを振り返ってみてどうでしたか?

宗近:大変なこともありましたが、やりがいもたくさんありました。
私は、コミュニケーションが苦手なんですけど、常連のお客さんばかりで、いろんな話ができて楽しいんです。お年寄りの方が多いんですが、ゆるやかに話せるんですよね。

――きっと、常連のお客さんも好みのパンを紹介してくれたり、嬉しいんだと思います。今のように積極的にお客さんに声かけをするようになったのはキッカケってあるんですか?

宗近:実は、以前働いていた職場を辞める時に「もっとこうした方がいいよ」って先輩からアドバイスを頂いたことがあるんです。
その時は、落ち込んだんですが、キムラヤのパンに入ってから自分のダメだったところを改善するようにしたんです。

店長と新作のパンが出たら一緒に試食をしてみて、「〇〇さんが好きそう!」って思えば、次に来てくださったときに伝えてみたりしました。
改善していく中で、常連さんと仲良くなれたり、常連さんが新たなお客さんを連れてきてくれたり、常連さん同士が繋がっていったり……。
教えてくれたパン、すごく美味しかったよ」って言われた時がすごく嬉しいんです。

たまに常連さんが、いろんな人に新商品を宣伝してくれたりするんです。イートインで常連さんとまた別のお客さんが仲良くなってたり。お年寄りの力って、すごいですよね(笑)
仕事はコミュニケーションが学べる場だなあと思います。

――最後に、これから楽しみにしてることとかありますか?

宗近:今の日常がずっと続けばいいなぁ、って思いますね。

取材を終えて

実は、筆者も内向的で元々不登校を経験していたことがあり、宗近さんが話してくださった不登校時代を大切な親友と乗り越えた経験や、常連さんとの会話の中でコミュニケーションを磨いていったお話にすごく心を動かされました。
取材時には、笑顔で当時の経験を話されていましたが、きっと裏ではたくさんの努力があったんだと思います。

印象的だったのが、取材が終わった後に店長さんが笑顔で伝えてくださった言葉です。
周りの人への声かけや、常連さんとの関わり方が本当に上手なんです。この子は、コミュ力が高いんですよ。

店長さんの言葉や、取材時に見た常連さんの笑顔から、宗近さんが日頃から周りの人を大切にしている人柄が伝わってきました。
だから、お客さんがなんども訪れたくなるお店になっているんだと思います。
穏やかなひとときが楽しめる、円山店の看板娘にぜひ会いに行ってみてくださいね。

宗近さんおすすめパンのコーナー

1位ジャージー牛乳パン
とにかくフワフワで牛乳の優しい甘さが大好きです。

2位明太子フランス
シンプルなフランスパンにたっぷり乗せた明太子をかぶりつくのが大好きです。

3位ジャムマーガリン
木村屋のマーガリンとイチゴジャムが一緒に味わえる所が魅力的!

Writer

やぶなお

1993年岡山県生まれ、岡山市在住。フリーの編集者/ブロガー。
木村屋のパンWebメディア編集長。
老舗企業から個人まで幅広く情報発信をサポートしている。好きなキムラヤのパンは「高菜サラダロール」。プライベートでは妻の尻に敷かれながら子育て奮闘中。


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